鉢形神宮寺経塚

2017/04/25

昭和49年に鉢形地区で行われた神宮寺と考えられる遺跡の調査後にその近辺で見つかった経塚です。現在は塚は壊されてしまってありません。茨城県内で見つかった経塚は三十数ヶ所ありますが、ほとんどの経塚は工事等で見つかり掘り起こされてしまって現在残っているのは遺物だけという例が多く、この塚もそうです。
高さ30.5cmの経筒、高さ8.2cmの銅地蔵菩薩立像、銅製五鈷鈴、長さ15.6cmの鉄製独鈷杵、先端部を欠損した鉄製小刀、ハート形の輪形の頂上に宝塔形をのせた銅錫杖頭、菊花の銅製装金具が見つかっています。

 

カテゴリ:市内史跡めぐり