| これは、平成元年~平成3年度の厨台遺跡の発掘調査で発見された鉄製の鋤(すき)の刃先です。平安時代の住居跡から砥石と重なって出土しました。鋤は土を耕作する際に使う農具ですが、砥石で刃先を研いで使った当時の人の生活の様子が伝わってくるようです。
奈良から平安時代は、「国」の下に「郡」が置かれその下に「郷」「里」が置かれていました。鹿島郡には十八の郷があったとされますが、この頃の厨台遺跡群周辺は、鹿島郡鹿島郷の範囲にあたります。厨台遺跡群からは「鹿島郷長」という墨書土器も出土していることから、鹿島郷の中心的な集落だったと考えられています。
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