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石枕(いしまくら)とは石でできた枕です。古墳に有力者が埋葬される際に共に埋葬された副葬品で、千葉県の古墳などから多く出土しており、千葉県北部から茨城県南部にかけて存在した往古の「香取海」と呼ばれる内水面を囲むように、石枕の出土する古墳が集中しています。
この石枕は、佐田地区の国神神社のご神体として祀られていたもので、周辺の国神遺跡か国神古墳群から出土したものと考えられています。国神古墳群は現在湮滅してしまっており、古墳群全体の様相はわかりませんが、平成8年に行われた国神古墳の主体部の調査では、直刀や鉄鏃が出土しており、6世紀後半から7世紀代の古墳と考えられています。 |
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