埋文ニュース

事業団公式LINEアカウント開設及びどきどきセンターオリジナルLINEスタンプ配信開始のお知らせ

2022/04/01
 この度、公益残団法人鹿嶋市文化スポーツ振興事業団の公式LINEアカウントが開設されました。

LINEで友達登録いただければ、鹿嶋市どきどきセンターと鹿嶋勤労文化会館のイベント情報をメッセージにて随時配信させていただきます。

最新の情報を一番早く受け取れます。

ぜひ登録ください!

アカウント名:(公財)鹿嶋市文化スポーツ振興事業団

アカウントID:@510uwfio

また、本事業団の鹿嶋市どきどきセンターで、オリジナルLINEスタンプを制作いたしました!

第一弾は、市内の民俗資料である「大助人形」をイラスト化して、日常生活で使える24種のスタンプを作成しました。

ぜひダウンロードください!

スタンプ名:いざゆけ!鹿島大助♪

価格:120円(50LINEコイン)

販売ページ:http://line.me/S/sticker/18960520

 

 

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【グッズ速報】大助人形グッズ販売中!!

2021/11/29

この度、鹿嶋市どきどきセンターで「大助人形」に関する下記のグッズを作成いたしました。

大助人形クリアファイルは1枚200円、ストラップは完成品が1個400円、製作キットが1個300円となっております。

鹿嶋市どきどきセンターでお買い求めいただけます。

ご愛眼の程よろしくお願いいたします。

 
 
Q.大助人形とは?

A.鹿島信仰の一つに稲ワラで作った人形で病魔退散を祈る人形送りの行事があります。人形を稲ワラで作り、赤飯とトウガラシを背負わせ、人形を竹か篠につきさしてムラ境に立てて送り出す風習が昭和40年代後半まで毎年行われていました。

茨城県内では県北や県南地域でも麦ワラやマコモを用いた人形が作られています。

大助人形といっしょに、悪病が流行らないようにと祈りましょう。

 

 【お問い合せ】

鹿嶋市どきどきセンター

茨城県鹿嶋市粟生2242番地1

Tel:0299-84-0778

E-Mail:kmb@sopia.or.jp


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オリジナル缶バッジを作ろう!

2020/08/21
どきどきセンターはで、トートバックに続いて缶バッジを発売しています。

トートバックに付ければ、自分だけのバックの出来上がり!

オリジナル缶バッジを作成希望者は写真を持参、もしくはどきどきセンターで撮影もできます。

出来上がり缶バッジ 2個100円(税込)

オリジナル缶バッジ 1個100円(税込)

詳しくは鹿嶋市どきどきセンターまでお問い合わせください。

☎0299-84-0778


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トートバック好評発売中!

2020/08/06
どきどきセンターはで、土器文様のオリジナルトートバックを発売しています。

市内の片岡遺跡から出土した縄文式土器の模様で、お買い物のマイバックにピッタリです。

頒布価格 500円(税込)

詳しくは鹿嶋市どきどきセンターまでお問い合わせください。

☎0299-84-0778


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どきどきセンター公式ツイッター開設

2020/05/20

待望のどきどきセンター公式ツイッターを開設しました。

これから、どきどきセンターの施設・イベント情報のほか、鹿嶋市内の遺跡や発掘で出土した遺構・遺物について紹介していきます!

若手職員が鋭意努力しておりますので、ぜひご笑覧ください。よろしくお願いします。

URLhttps://twitter.com/kashima_doki

詳しくは鹿嶋市どきどきセンターまでお問い合わせください。 ☎0299-84-0778


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第42回 縄文土器のうつりかわり⑥-「こんにちは縄文土器」

2017/04/25


縄文時代晩期(およそ2500年前)になると土器は日本列島の東西で差が明確に出てきます。西・南日本は無文化・単純化した文様になり、東日本は東北を中心に流麗な文様の亀ヶ岡式(大洞式)の影響を受けた豊富な器種の土器がみられます。
鹿嶋市の晩期の遺跡は神野遺跡があげられます。神野遺跡からは安行式土器や亀ヶ岡式の影響を受けた土器が見つかっています。土器の厚さは薄いものが多く、文様は繊細です。雲形の文様など東北地方で多く見つかる土器の影響を受けた土器が鹿嶋でも見つかることは、東北地方と交流があったことも推測できます。
晩期の最終末には西南日本の一部では稲作が開始され、土器は単純・簡素化し種類も少なくなりました。鹿嶋市では晩期終末から弥生時代前期の遺跡は現在のところ見つかっておらず、使用していた土器など詳細なことはわかっていません。 全6回の駆け足で鹿嶋の縄文土器のうつりかわりを紹介しました。ここで紹介した土器は鹿嶋市どきどきセンターに展示しておりますので、ぜひ見学におこしください。


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第41回 縄文土器のうつりかわり⑤-「こんにちは縄文土器」

2017/04/25


縄文時代後期(およそ3000年前)になると土器の文様は繊細になり、装飾的なものから機能的なものへと変化していきます。注ぎ口のある急須のような形をした注口土器が一般化し、液体を貯蔵する壺も定着しました。また、美しく飾られた土器(精製土器)と文様の少ない土器(粗製土器)のはっきりとした区別もでき、作りわけられました。精製土器の形はバラエティに富んで、釣手形土器、香炉形土器など器種は豊かとなります。
鹿嶋市の後期の遺跡としては、神野遺跡・片岡遺跡・神野向遺跡があげられます。これらの遺跡からは堀之内式・加曽利B式・安行式などの土器が見つかっています。
堀之内式土器は、縄文を付けた後に渦巻や三角形や菱形の幾何学的な文様を線で付ける複雑な文様構成です。この堀之内式土器は分布圏が広く関東一円のみならず東北南部から近畿地方まで広がっています。
次に続く加曽利B式は、精製土器・半粗製土器・粗製土器と大きく3種類に分けられ用途を異にしていたと考えられます。
後期の最終段階の安行式は、粗製土器と精製土器がはっきりと分かれていて、精製土器には瘤が付きます。安行式土器は前半が後期、後半が晩期に分けられ、東北地方の影響を多く受けています。

※コラム : 堀之内式などの土器型式は年代や広がりを表す「ものさし」のようなもので、標準となった資料の見つかった遺跡名(標式遺跡)から名前を付けています。


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第40回 縄文土器のうつりかわり④-「こんにちは縄文土器」

2017/04/25


縄文時代中期に入ると土器の文様や装飾は豊かになり、東日本では飛躍的に遺跡数が増えます。中部地方や関東地方の中期前葉・中葉の土器には装飾の多い華やかで立体的な土器があり、口縁部を炎の様に飾ったいわゆる火炎土器が有名です。
中期の前葉・中葉の頃、関東地方東部を中心とする地域に分布する阿玉台式と呼ばれる土器様式があります。阿玉台式土器は、特徴として胎土中に金雲母片を混入しているため土器の表面がキラキラ輝いています。
後半になると加曽利E式土器と呼ばれる口縁部が丸くふくらむ深鉢が現われ、文様はしだいに簡素化されていきます。加曽利E式土器は関東全域と分布圏が広がっていました。
阿玉台式土器・加曽利E式土器は鹿嶋市では、田野辺のミシマ遺跡、宮中の厨台遺跡群を始めとする縄文時代中期の遺跡から見つかり、他の地域の影響を受けている土器も混在しています。


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第39回 縄文土器のうつりかわり③-「こんにちは縄文土器」

2017/04/25


今から約6,000年前の縄文時代前期になると、土器の底の形は尖った底から丸底になり、平底の深鉢形土器が一般的になります。また、煮炊き用の深鉢形土器の他に、盛りつけ用としての浅鉢形土器・台付き土器も出現します。この時期は「縄文」の文様の最盛期であり、複雑な撚りを加えた豊かな縄の文様が発達します。
前期前半の土器を見ると割れ口が黒くなっているものがあります。これらの土器の胎土には繊維が含まれており、前期中頃には繊維の混入がなくなり、硬い焼き具合となります。 後半になると鹿嶋市域では貝殻を用いたて文様を付けた土器や、シノダケのような細い管状の工具を使う「竹管文」が主役となり発達します。
鹿嶋市の前期の遺跡としては、鹿嶋市田野辺のマツサキ遺跡や鉢形の内畑遺跡が著名です。


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第38回 縄文土器のうつりかわり②-「こんにちは縄文土器」

2017/04/25


最初の縄文土器である草創期の土器は、鹿嶋では見つかっていません。次に続く早期は、「縄文海進」がみられ始めた時期で、土器の多くは、底が尖っているのが特徴で、尖底土器と呼ばれ、土器を炉に立てたり、周りを石で支えたりして使ったと考えられています。 文様は、細い糸を撚って木の棒に巻き付けたものを回転させた撚糸文系土器、楕円形や山形の刻みをつけた棒を転がした押型文系土器、土器の表面に貝殻や棒で文様を描いた貝殻・沈線文系土器・ギザギザになっている貝殻の縁を使って条線を引いた条痕文系土器などがあります。条痕文系土器には植物繊維が混入しているため、土器の断面が黒くなっているのが特徴です。
鹿嶋市の早期の遺跡としては、鹿嶋市宮中に所在する伏見遺跡が著名で、前葉の撚糸文系の土器と、中・後葉の貝殻・沈線文系の土器が多く見つかっています。他には、高尾﨑遺跡、西谷A遺跡、マツサキ遺跡、厨台遺跡群からも早期の土器が見つかっています。


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