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子持勾玉(こもちまがたま)は、滑石という柔らかく加工し易い石で作られていて、腹や背中や側面に小さな勾玉を貼り付けたような形をしているので、子持勾玉と呼ばれています。古墳の副葬品や祭祀の遺跡から出土しているものが多く、神を祀る儀式、あるいは死者を送る儀式に使われたものだろうと推定されています。秋田県から鹿児島県まで広く分布していますが、茨城県は出土例が多い地域で、鹿嶋で見つかっている子持勾玉は全部で7点と県内の他地域より多くの出土例があります。
この子持勾玉は平成2年度の厨台遺跡の発掘調査で発見されたものです。令和5年に鹿嶋市の市指定文化財に指定されています。 |
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