鹿嶋の遺跡めぐり 連載1回

2017/04/25


西谷A遺跡は鹿嶋勤労文化会館の南方に位置し、これまでの調査によって縄文時代早~後期、奈良・平安時代の集落が見つかっています。
縄文時代前期(6000年前)の集落から見つかった土器には貝殻を使って模様をつけています。ハマグリやアナダラ属の貝のキザキザな腹縁を使って、波状や連続した刺突の模様を描きます。
この頃は氷河期が終わり、温暖化によって海面が上昇する海進現象が起こりました。温暖化進むにつれて木の実などの保存食料の収穫が増え、海から捕れる魚貝類も増え、自然は縄文人に豊かな恵みをもたらしました。

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