第39回 縄文土器のうつりかわり③-「こんにちは縄文土器」

2017/04/25


今から約6,000年前の縄文時代前期になると、土器の底の形は尖った底から丸底になり、平底の深鉢形土器が一般的になります。また、煮炊き用の深鉢形土器の他に、盛りつけ用としての浅鉢形土器・台付き土器も出現します。この時期は「縄文」の文様の最盛期であり、複雑な撚りを加えた豊かな縄の文様が発達します。
前期前半の土器を見ると割れ口が黒くなっているものがあります。これらの土器の胎土には繊維が含まれており、前期中頃には繊維の混入がなくなり、硬い焼き具合となります。 後半になると鹿嶋市域では貝殻を用いたて文様を付けた土器や、シノダケのような細い管状の工具を使う「竹管文」が主役となり発達します。
鹿嶋市の前期の遺跡としては、鹿嶋市田野辺のマツサキ遺跡や鉢形の内畑遺跡が著名です。

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